お子さんの足首のねんざ、実際には骨が剥がれているってご存じですか?

遊んでいる最中に足をひねってしまった7才の女の子が来院されました。

保護者の方はねんざだと思っていたようですが、骨折していました。。。

これまで何度かご紹介しましたが、お子さんの足首のねんざは、高確率で骨が剥がれているような骨折があります。

 

足首を見ると、外くるぶしの周囲が少し腫れていました。

 

 

 

触診すると、ねんざで痛む場所ではなく、骨折で痛む場所のケガのようでした。

歩けていても、このくらいの腫れであっても、骨折していることが多いんです。。。

 

エコーを撮ってみるとやはり骨折していました。(矢印の部分)

 

骨折がありましたので、すぐに提携病院にお連れしてレントゲン検査をしていただきました。

左側の通常の撮影方法では、剥がれた骨が全く見えません。

そのせいで見落とされることが多く、ちゃんと固定されずにシップだけ貼っていたり、簡易的な固定(包帯やサポーターだけ)で済ませてしまい、

この骨のかけらがくっつかないまま残ってしまう患者さんが結構いらっしゃいます。

しかもくっつかなくても痛みが取れてしまうので、患者さんも治ったものと勘違いしてしまうんです。。。

 

これを見落とさずに撮影する方法が右側の写真です。

この方向から撮るとハッキリと骨のかけらが見えます。

左側の写真だけは見落としてしまうので、触診やエコーで判断することが大事ですね!

ご覧のように、エコーでは剥がれた骨がはっきりと見えます!

 

 

この患者様は骨折が明らかになったので、すぐに当院で整復とギプス固定をしました。

ギプス固定は3週間、シーネ(あて木)固定を1週間、リハビリ期間含め8週間で完治しました。

4週後のエコーでは、割れた骨のかけらはくっついています。

※患者様のご厚意により了承を得て掲載させて頂いております。

 

ここで何回もお伝えしましたが、特に小学生以下のお子さんが足をひねってケガをした場合、

歩けていても、あまり腫れていなくても、骨折していることが多いです。

そしてそれは残念ながら見落とされることが割とあります。。。

 

レントゲン検査で骨折がわからないことがあるなんて、思いもよらないと思いますが、これは本当によくあることです。

御覧のように普通に撮影される角度では見えないんです。

今回のような特別な角度でレントゲンを撮らないと見えないので、触診やエコーで丁寧に見ないと見落としてしまうんですね。

ねんざだと思ってちゃんと固定していない場合、骨がくっつかずに後遺症が残ることがあります。

もし、お子さんが足首をひねってしまったら、いち早く見せてくださいね。

 

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