バク転をして指を骨折。。。ひどくズレてしまっても、手術せずに奇麗に戻せます!
バク転をした際に自分の手を踏んでしまい、指を骨折してしまった中学生の男の子が来院されました。
受傷翌日ということもあって、指がパンパンに腫れてしまっています。。。
※患者様のご厚意により了承を得て掲載させて頂いております。
エコーを撮ってみると中指の付け根が骨折していて、ひどくズレてしまっています。(矢印の部分)
ちょっとわかりにくいかも知れないので、この後に撮ったレントゲン画像に合わせて並べてみます。
レントゲンと同じように、エコーでも骨折してズレているのが分かりますね。
この後すぐに提携クリニックでレントゲン検査をしていただきましたところ、こんな感じで折れてしまっていました。
拡大するとこんな感じです。
このままでは指の動きにかなり制限が残ってしまうので、きちんと元の形に戻さないといけません。
しかも骨端線という骨の成長にかかわる軟骨部分でズレてしまっているので、
奇麗に整復できない場合は成長障害を起こす可能性があります。
折れた方向を見極めながら慎重に整復しました。
整復後のエコーがこちらです。
ズレていたところが分からないくらい、奇麗に戻りました!
固定後のレントゲン写真がこちらです。
あんなにズレていた指の骨が、まるで骨折していないかのように元に戻っています!
20日間ほど固定を行い、リハビリ含め1か月で後遺症なく治癒となりました。
今回の患者さんは中学生でしたが、
指の骨折は子供からご高齢の方まで幅広い年齢層に良く起こります。
ひどくズレていたり、バラバラに折れていると病院では手術になることも多い骨折です。
人の指はとても精密な動きを求められるので、正確に治さないと後でとても困ることになります。
もし指の骨折をしてしまった場合は、いち早く見せてくださいね。
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